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2009年7月19日 (日)

明日に架ける橋

昨日18日(土)に二人で行ってきました札幌ドーム、「Simon & Garfunkel」

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ドームへと向かう道、年齢層はいつものコンサートの時よりもやや高め。頭がすっかり白くなっているカップル(素敵なご夫婦ですね)の方の姿も結構見えました。

そうですね、私もくま夫さんも二人の音楽をリアルタイムで聴いていた世代ではないのです。ちょうど、お義兄さんがギリギリその世代に入るかなぁ。。。ってくらい。私たちの親がリアルタイムに聴いていた世代になるのかな。

スポットライトを浴びた二人の姿がステージに現れ、曲を奏で始めると。。。

時代が戻っていきました。

母が持っていたサイモン&ガーファンクルのベスト盤のカセット(時代ですね)。

家族でドライブする時などに、よく皆で聴いていたんです。

「旧友」「冬の散歩道」「アメリカ」「スカボローフェア」「コンドルは飛んでいく」。。。

ステージに立つ二人の顔には皺が刻まれ、声も覚えているカセットの音ほどは伸びがなかったかもしれません。

でも、時を経てきた二人の「今」の音。その美しいハーモニーは、厚みを深みを増して心に染みとおっていきました。

そして「明日に架ける橋」。

ピアノの音が前奏を奏で始めた時、全身に鳥肌が立ちました。

この曲は、母が持っていたベスト盤の中でも一番好きだった曲。

丁度、英語の勉強が始まった頃で、付いていた歌詞カードを訳詩の力を借りながら読み覚えていきました。

そしてある時、いつものように聴いていた美しい二人のハーモニーが意味のある言葉となって耳に入ってきたのです。

メロディーだけでも美しいものだったけど、そこに意味が加わり、強く揺さぶられるような感動を覚えたあの時の感覚が蘇ってきて、涙が溢れるのをとめられませんでした。

美しい詩。そしてそれを届ける二人にしか出せないハーモニー。

今思い出すだけでも、鳥肌が立ってきます。

アンコールは、「サウンド・オブ・サイレンス」で心に染みとおるハーモニーをもう一度記憶に焼き付けてくれて、「セシリア」で会場総立ちとなりました。

そう、私たちが最後なのじゃないかなぁ。。。音楽が今のように簡単に手に入るものでなかった世代は。

中学からの学生時代、洋楽にはまっていました。

特に中学の頃は、まだアルバイトが出来るはずもなく、少ないお小遣いでは中々レコードも買えなかったから、ラジオから流れる曲を録音・編集してテープを作ったりして。

その上、住んでいたのが都会ではなかったから、2ヶ月も3ヶ月も遅れて放送される深夜の洋楽専門番組を録画してもらって、何度も繰り返し見て。

あの頃、買ったばかりのレコードに針を落とす時のドキドキした気持ち、少し思い出した夜でした。

snow blossoms

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コメント

この涙が溢れ出てくる感じとても分かります。
小さいころに父や母がしてくれたことやその
時に流れていた音楽というものはいつの時代
になっても色褪せることはないと思います。

投稿: うま夫 | 2009年7月20日 (月) 15時55分

>うま夫さん

その時に聴いていた音楽って、聴いた瞬間に時代を戻してくれますよね。

コンサート終了後、くま夫さんとずっと「良かったね~」と言い合いながら帰途につきました。

あの札幌ドームから地下鉄までの距離
感想を話しながら帰るのに丁度良い遠さなのです。
(行きはもどかしい遠さですが(笑))

忘れられない時を過ごすことができました。
また二人の宝物が増えました。

投稿: ゆきむし | 2009年7月22日 (水) 20時21分

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